- モットンのお手入れって何をすればいいの?
- 出しっぱなしにするとどんなデメリットがある?
- モットンの正しいお手入れ方法が知りたい!
モットンは湿気が溜まりやすいウレタン素材のマットレス。定期的にお手入れしないと、カビや劣化の原因になります。
せっかく買ったのにお手入れしないと、本来よりも寿命が短くなるかもしれません。
本記事ではモットンマットレスを分解し、お手入れ方法と洗濯可・不可の場所を画像で説明します。
本記事を読むことでモットン正しいお手入れ方法が分かり、安心して使い続けられますよ。
- モットンのお手入れ方法に不安がある
- モットンの寿命を長持ちさせたい
このような方は本記事を、ぜひ最後までお読みください。
モットンは3つに分解可能!各パーツを写真で紹介

モットンのマットレスはウレタン本体に2つのカバーを取り付けた状態で手元に届きます。
- モットン本体(ウレタン)
- 外カバー(ベロア生地)
- 内カバー(メッシュ生地)
モットン本体(ウレタン素材)

モットン本体は濃いグレーのウレタン素材。もっちりとした弾力があり、程よい硬さがあります。
モットンのウレタン素材は次世代高反発ウレタンフォーム「ナノスリー」を採用。泡の大きさを調整し、通気性がよく汗が溜まりにくい構造です。

空気が通りやすいため夏でも蒸れにくく、サラサラとした肌触りをキープできます。
外カバー(ベロア生地)

モットンには高級感のあるベロア生地の外カバーが付いており、取り外して洗濯も可能。モットン本体のウレタンに汚れがつかないよう綺麗に覆われています。
モットンの外カバーは縦横2面に渡ってファスナーが付いており、取り外しは非常に簡単です。モットンを立てたときにサッと取り外し、ファスナーを閉めてから洗濯機で洗ってください。

洗うときは裏返して洗濯ネットに入れ、ソフトモードなどのデリケートな衣類を洗う設定で洗濯してください。
外カバーは寝るときに毎日体と触れる部分。定期的に洗濯し、清潔な状態を保つよう心がけましょう。
内カバー(メッシュ生地)

モットンのウレタン素材を直接包んでいるのは、メッシュ生地の内カバー。内カバーは基本的に取り外さず、モットン本体に付けたままにしてください。
ファスナーは横一面のみ、ツマミが内側へ来るように作ってあり、取り外して使うように作られていません。
筆者は説明のために無理やり取ってみましたが、ファスナーの幅が狭く取り外すのは非常に大変。

取り外すときに本体へ食い込んでしまい、ウレタンが切れてしまうかと思いました。

取り付けるときもモットンを曲げたりねじ込んだりして、元通りにするのに苦労しました。

ウレタンや内カバーが切れて壊れてしまう場合があるので、内カバーは外さずに使ってください。
公式がオススメするお手入れ方法
モットンの公式サイトがオススメするお手入れ方法は以下の通りです。
- モットン本体は立てて陰干し
- 外カバーは洗濯機で洗濯可能
- 内カバーは洗濯機で洗濯不可
公式サイト上で紹介されている情報をもとに、不足分は直接お問い合わせフォームから確認を取りました。

モットン本体は立てて陰干し

モットン本体は立てて陰干ししてください。モットンを立てることで底面に溜まった湿気を放湿し、乾燥させることが可能です。
モットンの乾燥は直射日光の当たらない場所のみ、外に置いて天日干しすることはNGです。紫外線や熱によってモットンのウレタンが劣化してしまう場合があります。
風が通りやすい窓際などに立てかけると、効率的に湿気が抜けるのでオススメです。
外カバーは洗濯機で洗濯可能
モットンの外カバーは取り外して洗濯OK。定期的に洗濯することで皮脂や汚れを落とし、清潔な状態を維持してください。洗濯機の使用もOKなので、汚れた場合も家庭用洗濯機で綺麗にできます。
外カバーは裏返してファスナーを閉め、洗濯ネットに入れてから洗濯しましょう。
ただしタンブラー乾燥の使用はNGなので、ドラム型洗濯機の乾燥機能は使えません。
タンブラー乾燥とは、コインランドリーなどで見かける「衣類を、熱と共に回転(一部ゆりかご動作)させながら乾燥させる乾燥機」を意味します。 最近では、家庭にもコインランドリーにあるようなドラム式の洗濯機に乾燥機能も付いた1台2役をこなす、家庭用ドラム式洗濯乾燥機が人気なようですが、ズバリこれも「タンブラー乾燥機」です。 引用:
引用:東京都クリーニング生活衛生同業組合
ドラム型洗濯機の場合は洗ったあとに取り出し、室内や天日干しでカバーを乾燥させましょう。カバーの乾燥に時間がかかる場合もあるので、洗い替えを用意しておくと便利です。
▶ モットンに使えるマットレスカバー&敷きパッドのオススメ6選
内カバーは洗濯機で洗濯不可
モットンの内カバーはメッシュ素材、片側一面のみファスナーが取り付けてあります。モットン公式に問い合わせてみたところ、内カバーは洗濯不可。ウレタンから取り外さずに使い、汚れた場合は水拭きで掃除してください。
モットン公式へ問い合わせてみたところ、内カバーを取り外してしまうと、中のウレタンが変色してしまうと回答を頂きました。
お手入れのポイントは湿気を除去すること

モットンのお手入れで一番大切なのは、湿気を除去することです。
モットンを使い続けると底面に湿気が溜まっていき、放置するとカビや劣化の原因となります。換気と合わせて外カバーも洗濯することで、ダニの発生を抑えることも可能。
ウレタンフォームは、木綿や羊毛、羽毛と違い、ダニや害虫が住みついたり発生することはほとんどなく、ホコリも出ないので衛生的です。外カバーは取り外し可能ですので、こまめに洗って、常に清潔を保つことができます。
引用:モットン公式サイト
清潔な睡眠環境をキープするために、モットンは定期的なお手入れを行いましょう。
定期的なお手入れでカビ・ダニを対策

モットンは定期的なお手入れをすることで、カビやダニの対策になります。
モットン本体のウレタン素材はダニの発生が少ないのが特徴ですが、周囲を覆うカバーは布製。外カバーにダニが付いてしまうと、せっかくダニに強いウレタンの意味がありません。
モットンのカバーは取り外しが簡単なので、換気・放湿するタイミングでカバーも外して洗濯することをオススメします。
モットンは底面に湿気が溜まりやすい

モットンは通気性の良い次世代高反発ウレタンフォーム「ナノスリー」を採用。汗や湿気はウレタンの中を通って落ちるため、サラサラとした寝心地がキープできます。
しかし床にべったり接している底面は水分の逃げ場がないため、放置するとどんどん汗や湿気が溜まってしまいます。ジメっとした梅雨の時期や汗ばむ夏は特に、モットン底面に溜まった湿気を放湿することが大切。
- 使わない時間は立てて換気
- 表裏を入れ替えて使う
- すのこベッド・除湿シートを敷く
- 布団乾燥機で乾燥させる
上記のような対策を行い、湿気が溜まり続けないように気をつけましょう。
▶ モットンを畳・フローリングの床に直接置いて寝るときの注意点
すのこベッド・除湿シートを使用してもお手入れ必須

モットンに湿気を溜めない方法として、すのこベッドや除湿シートを敷くことも有効です。すのこベッドで底面を床から離して空気を通したり、除湿シートで直接湿気を吸い取ったりするとお手入れの手間が楽になります。
しかしすのこベッドや除湿シートを使った場合でも、定期的な放湿は必須。
- すのこベッドの板材とモットンの接点からカビが発生
- 除湿シートは湿気が溜まったら乾燥させないと効果なし
- 外カバーについた皮脂や汚れを洗濯しないとウレタンが劣化

すのこベッド・除湿シートを使ってもお手入れ不要にはなりません!
モットンを長持ちさせるだけでなく、清潔な睡眠環境をキープするためにも定期的にお手入れしましょう。
適切な使い方でモットンが長持ちする
モットンは適切な使い方をすることで、ヘタるまでの期間が延びて長持ちします。
モットンは8万回押しつぶしても歪み率はたったの3.9%、計算上11年使い続けられる高品質マットレスです。しかしお手入れをサボったり、適切な方法で使わないと劣化スピードが早くなる可能性があります。
- 底面に溜まった湿気を放湿する
- 表裏・上下を入れ替えて均等に使う
- カバーを洗濯しカビの発生を防ぐ
モットンを長持ちさせる方法については、以下の記事で詳しく説明しています。


モットンのよくある悩み


モットン本体は陰干し、カバーは洗濯で清潔に保つ
本記事では高反発マットレス「モットン」のお手入れ方法と、注意点について紹介しました。
- モットンは本体(ウレタン)・外カバー・内カバーの3つで構成
- 本体は定期的に立てて陰干し・外カバーは洗濯OK・内カバーは洗濯NG
- モットンのお手入れポイントは湿気を取り除くこと
モットンを長く使うためには、定期的なお手入れが大切。底面に溜まった湿気を取り除き、外カバーを洗濯することで清潔な状態を保てます。
モットンのお手入れはウレタンの劣化やカビの発生を防ぐ大切な作業です。こまめにメンテナンスすることで、快適な寝心地のまま使い続けましょう。
モットンの選び方・使い方については、以下の記事でまとめて紹介しています。モットンを丁寧に使いたい方は、こちらもぜひお読みください。


コメント